【2025産業部門1位受賞】駅に行くだけで「価値」が生まれる。JR九州のNFT×DXが地方創生を加速する駅スタンプラリーとは?
- 加藤 美結
- 2月4日
- 読了時間: 3分

はじめに:日本のDXが「旅と日常」を変える
「199番目に忙しい無名駅に、なぜ8,000人が足を運んだのか」
今回のJAPAN DX Player Channelは、2025年 JAPAN DX Player AWARD 産業部門第1位を受賞した、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)事業開発本部 牛島卓二 氏をゲストにお迎えしました。
駅の切符が消える問題を、NFTの力で解決——。
わずか2名体制で8,000ウォレットを獲得し、
地方の駅に人流を創出した「駅NFTスタンプラリー」の全貌と、DXによる地域創生の真髄に迫ります。
「切符の思い出が消える」をNFTで解決
JR九州が開発した駅NFTスタンプラリーは、従来のスタンプラリーとは一線を画すものです。
切符の記念性を永久保存
ブロックチェーンで改ざん不可能な記録
デジタルとリアルを融合した体験設計
感熱紙の切符は時間とともに消えてしまいますが、NFTなら永久に思い出として残ります。
災害や紛失のリスクもなく、サービス終了後もユーザーの手元にデータが残る
——まさに「投機ではない、使えるNFT」として設計されています。
「モノ売り」から「体験売り」へ。DXによる価値転換
今回のプロジェクトで特に注目すべきは、単なる「移動手段の提供」ではないという点です。
JR九州は、NFT技術を駆使した体験価値創造企業でもあります。
1. 人流データの可視化と誘導
NFT取得にはGPS+QRコードによる現地確認が必要。これにより、どの駅にどれだけの人が訪れたかをリアルタイムでデータ化。主要駅4位(大分駅:1日1.8万人)から、199位の駅(佐伯駅:1日750人)へと、明確に人流を創出することに成功しました。
2. コレクション性+特典による循環型エコシステム
NFTは単なるデジタル記念品ではなく、会員証・割引券・イベント参加権としても機能。熊本県人吉の酒蔵とのコラボでは、博多駅でNFTラベルを配布し、現地の酒蔵で20%割引や限定試飲体験を提供。デジタルからリアルな移動へと誘導する、持続可能なエコシステムを構築しました。
全国に広がる「駅NFT」のインパクト
動画内では、具体的な実績データも紹介されています。
📊 累計8,000ウォレット、17,000枚以上のNFT発行
🏆 完遂率14%(116名が全駅制覇)という驚異的達成率
🚉 普段行かない駅への誘導成功(199位の駅へ)
🍶 遠隔地イベント→現地送客60%達成

「心を動かすDX」の哲学
牛島氏は、「DXは効率化やコスト削減だけではない。心を動かすことが大切」という力強いメッセージを語っています。
日常にプラスαの体験価値を提供し、「また行きたい」「もっと知りたい」という感情を生み出すこと。それがJR九州の描くDXの未来です。
九州エコシステムから、日本全国へ、そして世界へ——。
ブロックチェーンをインフラとした広域連携が、地域創生の新たな可能性を切り拓きます。
日本のDX技術が、どのように地域を変え、未来を創るのか。 産業部門第1位受賞企業の実力を、ぜひ動画本編でお確かめください。
■ 関連リンク
JR九州公式サイト:https://www.jrkyushu.co.jp/
JAPAN DX Player Community:https://www.jdpc.jp/
JAPAN DX Player AWARD:https://japandx.info/


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